マンション売却にまつわるアレコレ
犬・猫等のペットを飼っているマンションの売却査定は? 「ペット不可とか気にしてもしょうがない!?編」


ペットを飼ってたマンションを売りに出す!
リーちゃんはどう考えてもリスでペット向きの動物なんだから、僕とは違うと思うんだな!
私も色々言いたいことはあるけど、言い争いこのくらいにしとかないと…
一般的にはリスや熊よりも多く飼われているのは犬か猫になるんだな。そんな犬や猫と一緒に暮らしてきたマンションは、色々な思い出が詰まったマンションになっていると思うんだ。
でも… 思い出以外に臭い(匂い)や傷なども詰まったマンションになっている可能性もあるんだよね。
というわけで、今回はペットを飼ってたマンションを売る場合に知っておきたい知識を紹介していくよ。
このページではこんなことを解説しています!
☑ペットを飼っているマンションは状況によって査定額に影響を与える場合もある
☑特に住んでいる本人が気付きにくいのが”臭い”
☑ペット臭が嫌で購入を避ける人もいる
☑軽度の臭いがある場合はハウスクリーニングを依頼するのがおすすめ
☑臭いが強い場合、傷が多い場合は次のように簡単なリフォームをするのがおすすめ
①中度の臭いがある ⇒ 壁紙(クロス)の張替え
②強度の臭いがある ⇒ 壁紙(クロス)+床の張替え
③超強度の臭いがある ⇒ 壁紙(クロス)+床の張替え+消臭作業
☑スラブにまで臭いが染み込んでいる場合は、専門的な業者に依頼しないと臭い除去は不可能
☑ペット禁止のマンションでペットを飼っていた場合に、黙って売却するとトラブルになる場合がある
取りあえず、売りたいマンションの価値を知れればOK!という人は、マンションの査定サービスに申し込んでみるといいんだよ。

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犬や猫と暮らしたマンションの査定額と売却はどうなる?
状態によっては査定額に影響する可能性あり
マンションを売るときというのは、まずはいくらで売り出すのかを決めるために不動産会社に、マンション価格の査定をしてもらうことになるんだ。
この時に犬や猫と暮らしていたことがマイナスに働くかというと、状態にもよるけどマイナスに働く可能性は十分にあるんだよね。
特に臭いや傷の程度が重要で、あまりに悪い状態の場合はマイナスの幅も大きくなるんだな。
ただし、相場通りの価格でも売れる可能性もある訳だから、不動産会社によっては査定額にも考慮しないこともあるんだよね。
とはいえ、その場合でも売れない場合に段階的に値下げすることを織り込んでいる場合がほとんどだから、結局は高く(相場通りの価格では)売れない可能性が高いんだな。
住んでいる本人が気が付きにくいのが”臭い”
他人がマンションに足を踏み入れれば、一瞬で気付くのにマンションに住んでいる本人はまったく気にならなかったりするものがあるんだ。それが”臭い”なんだ。
犬や猫が引っかいたりして傷を付けた箇所というのは、マンションに住んでいる本人でも当然気が付くんだけど、臭いとなるのと日常生活の中で慣れてしまっているというケースがあるんだよね。
すると、査定に来た不動産会社の担当者が「臭いがきつい!」と言っても、本人としては臭いがきついとも思えないから、不動産会社担当者の感想に不愉快な思いをすることもあるんだ。
でも、犬や猫の臭いに関しては、自己判断ではなくて第三者の判断のほうが正しいと思って行動するのがいいよね。
ここに注意!
犬や猫のトイレトレーニングも出来てて、床や畳でおしっこをしないをしないような場合でも、犬・猫特有の生き物としての臭いが部屋にこびりつくことはあるんだ。「うちの子はトイレちゃんと出来るから大丈夫!」と思っても、臭いがマンションの部屋に染みついている場合があるということなんだな。
臭いで購入するのを避ける人も多い

もし、犬や猫の臭いが多少あったとしても、不動産会社側もそんなに気にしないで査定額にも影響がなかったとしても、売却活動には影響する可能性があるんだな。
臭いにどの程度敏感なのかは個人差もあるけど、気にする人はちょっとした臭いでも気にするもんね。
そして、臭いというのはマンションの購入判断でとても重要なものになるんだ。仮にマンションや立地をとっても気に入ってくれてたとしても、”臭いが気になる”程度でも購入をやめる人は普通にいるんだな。
注意したいのは、”すごい臭いがする”という場合だけじゃなくて、ちょっと臭いがして”臭いが気になる”程度でも購入しない場合だってあるんだよね。それくらい、住む場所の臭いというのは大事なポイントになるということなんだよね。
臭いが原因で売れ残るマンションは意外とあるということだから、犬や猫と一緒に暮らしたマンションを売るときは注意が必要となるってことなんだ。
犬・猫と暮らしたマンションを売る前にしておきたいこと
軽度の臭いという場合もハウスクリーニングをしよう!

臭いがそんなに強くない場合(ただし、さっき説明したとおり自己判断は甘目になるという自覚を持つこと!)や、マンションに住みだして間もない場合はハウスクリーニングだけで、犬や猫による臭いを消すことが出来る場合も多いんだ。
犬・猫が主にいる部屋がリビングだけであれば、料金的にも3万円程度で収まることが多いんだよ。
このくらいの料金で臭いを消せるのであれば、やらない手は無いんだ。3LDKの全部をハウスクリーニングをする場合で10万円以内に収まるくらいだから、どうせなら全室をキレイにしてもらうほうが良いと思うんだな。
問題になるのが、居住したままマンションを売るという場合になるんだけど、この場合でもハウスクリーニングをしてもらうことは出来るんだよ。
置いてある家具も動かしながら、ハウスクリーニングを実施してくれるんだ。ただし、居住中のままのハウスクリーニングは空き室の場合と比べると2~3割程度は高くなるんだな。
臭いが強い場合や、傷が多い場合は簡単なリフォームをしよう!
臭いが強い場合や、傷が多い場合は簡単リフォームで問題が解決することも多いんだ。
ただし… 住みながら売る場合に関しては、リフォームともなると住みながらでは、なかなか大変なことになるから、あまり現実的じゃないよね。
住みながら、マンションを売ろうとしている場合は、売却後に買主がリフォームをすること見越してそれなりに価格を下げないと売れない可能性も覚悟しておかないといけないんだな。
空き室で売る場合に関しては、臭いの元を完全に絶つ!というつもりでリフォームに取り組めば、臭いをほぼ取り除けることが多いんだよ。
どの程度のリフォームをするかは次のように考えてみるといいんだな。
①中度の臭いがある ⇒ 壁紙(クロス)の張替え
②強度の臭いがある ⇒ 壁紙(クロス)+床の張替え
③超強度の臭いがある ⇒ 壁紙(クロス)+床の張替え+消臭作業
ちなみに、”軽度の臭いがある”場合については、リフォームではなくもっと安くできるハウスクリーニングで臭いを消せないか検討してみるといいんだよ。
以下、それぞれの臭いの程度ごとの対応法について解説していくよ!
ここに注意!
マンションを売るときにリフォームをすることは基本的にはほとんどのケースで、おすすめをしないんだ。なぜかというと、リフォームにお金をかけた分だけ高く売れるなんて保証は無いし、逆に損をしてしまうケースもあるからなんだ。
でも、ペットの臭いに関してはマンション購入に前向きな人でも、敬遠してしまって買い手が付かなくなる可能性があるから、例外的におすすめをしているということになるんだ。臭いの問題が無い場合は、基本的にはリフォームの必要は無いということに注意して欲しいんだな。
①中度の臭いがあるケースはどうする?
まず、中度の臭いがあるケースというのはトイレの躾はきちんと出来ているけど、犬や猫の生活臭が室内に染みついてしまっているような場合を指すんだ。
トイレの躾が出来ているということは、床は無事なことが多くて床に関しては綺麗に拭き掃除をすることで解決できることが多いんだよね。
ただし、壁紙(クロス)に関しては、臭いが染み込んでしまっていて拭いたくらいでは、臭いを取り切れないことが多いんだ。
ちなみに、壁紙を張り替えるときに天井を一緒に張り替えても費用的には少し増えるくらいだから、壁+天井の張替えをする形がおすすめだね。これで壁だけじゃなくて、天井に染み込んだ臭いも取れることになるんだよ。
ということで、
この段階の臭いが染みついている場合は壁紙を取り換えるという最低限のリフォームを施すことをおすすめするんだ。
壁紙の張替えは10畳の広さで5~7万円程度の費用がかかることになるんだな。
それなりに費用はかかるんだけど、これで買い手を見つけやすくなると思えば、下手に広告を打つよりも余程効果があると思ったほうが良いんだよね。
②強度の臭いがあるケースはどうする?
強度の臭いがあるケースとしては、トイレの躾は一応しているけど、たまにするおしっこの失敗や、マーキングなどによってトイレ以外でもたまにおしっこをしてしまうようなケースが該当することになるんだな。
このケースでは、”犬や猫の臭い+糞尿の臭い”が部屋に染みついている状態になってしまうんだよね。
ここまで行くと、壁紙を張り替えただけでは完全に臭いを除去することは出来ないことが多いんだな。
そこで、次にすることは
壁紙の張替えと、更に床の張替えをすることになるんだよ。
壁紙の張替えと、床の張替えは10畳程度の広さで、20~30万円程度の費用がかかることになるんだよね。
一部屋の施工をするだけでこのくらいの費用になるから、部屋数によっては50万円近くの費用がかかることがあるんだな。
かなりの費用とはなるんだけど、マンションを売り出してずっと買い手が付かない場合は、数百万円程度も価格を下げることだってあるんだから、最初の売出価格で買い手を見つけやすくなるという点では、投資をする価値はあると思うんだよね。
壁紙や、床の張替えをする場合でも業者によってかなり費用に差があったりするんだ。出来るだけ安くしたい場合は、下記の一括査定サービスで安くリフォームしてくれるところを探すといいんだな。


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③超強度の臭いがあるケースはどうする?

超強度の臭いがあるケースとしては、犬や猫のトイレの躾もあまり出来ていなくて、そこら中でおしっこをしてたりするような場合が該当することが多いんだな。
この場合は、対応が難しくて糞尿の臭いがフローリング材だけじゃなくて、その下のスラブ(マンションの構造部分)まで染み込んでいるような状態になっていることが多いんだよね。
さすがにスラブを取り換えるなんてことは出来ないんだな。
この状態まで行くと、床のフローリングを剥がして、スラブに直接薬剤を噴射して臭いを中和していく作業をする必要があるんだ。
当たり前だけど、壁紙と床の張替えも必要になるから”リフォーム+消臭作業”が必要ということになって、費用的にはかなり掛かることになるんだよね。
まず、壁紙の張替えと、床の張替えは10畳程度の広さで、20~30万円程度がかかって、更に消臭作業でプラスアルファということになるんだ。
消臭作業については明確な相場が無いし、リフォーム業者とは別業者が手掛けることが多いんだよね…
参考までにいくつか、消臭作業を請け負う業者を紹介しておくから、必要な場合は連絡を取ってみるといいんだな。
ペット禁止のマンションで飼っていた場合はどうなる?

ここまでは、ペットOKのマンションで犬や猫を飼っていた場合に、売却にあたってどのように対応するべきかを解説してきたんだ。
ただ、問題になるのがペット禁止のマンションなのに、ペットを飼っていたようなケースになるんだよね。
基本的にはマンション規約でペットが禁止されていたとして、それを破っていたとしてもそれ自体は、売り主とマンション管理組合との問題であって大きな問題になることは無いんだ。
ただし、ペット禁止のマンションということは、マンションの買い主としては当然ペットは飼ってなかったものと思い込むのが普通だよね。
と、なるとマンションを購入した側としては、マンションを飼ってみたら内覧時には気付かなかった異臭がするとか、猫や犬が傷つけた傷が見つかってしまうということだってあるんだ。そうすると、購入者からクレームが入ってトラブルに発展する可能性は考えられるんだな。
実際のところ臭いは内覧時に気付くことが多いんだけど、それでもちょっとした臭いとかだと「気のせいかな?」と思ったりして、いざ購入してから「やっぱり臭うぞ…」と後から気付いてしまうパターンはあり得るんだよね。
というわけで、ペット禁止のマンションでペットを飼っていた場合は、先ほど紹介した消臭対策を施すか、きちんと買い手側にペットを飼ってたという事実を告げておくことをおすすめするんだな。それにより売れなくなる可能性はあるかもしれないけど、後からトラブルに巻き込まれるよりは余程良いと思うんだ。
まとめ
というわけで、ここまで犬や猫などのペットを飼っているマンションを売却するときの問題について解説してきたんだ。
このページでは、ペット臭を取るためにケースによってはリフォームをおすすめしているんだけど、不動産会社によってはマンション売却活動前のリフォームをおすすめしないところもあるよね。
これに関しては、そもそも売却前にリフォームは必要無い!という考え方も根強くあるからというのもあるんだ。
むしろリフォームを積極的に勧めてくる不動産会社は、リフォーム部門を自社に抱えていたりリフォームで儲けようとしているところだったりもするから、”リフォームは必要無い!”というのは基本的には正しい考え方とも言えるもんね。
それでも、僕としては買い手として見込める内覧に来た人を逃さないためにも、基本的にはペットの臭いを消すことをおすすめするし、場合によっては軽いリフォームもしたほうが結果として得をすると考えるんだ。
ここらへんについては、不動産会社の担当者の話も聞いて、どういった形でマンションを売り出すかを決めるといいんだな。
どの不動産会社に依頼をするかは、複数の不動産会社の話を聞いてからにするのがおすすめだね。
複数の不動産会社の話を聞くのに最適の場となるのが、マンションを査定してもらうときになるんだな。ネット査定なら複数の不動産会社に査定依頼をするのも簡単だからぜひ利用してみて欲しいんだ。
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