マンション売却にまつわるアレコレ
喫煙していたマンションの売却査定はどうなる? 「たばこ臭をごまかす為に!!編」


喫煙していたマンションを売りたい!
たばこを吸うこと自体は、自宅であるマンションなら自由に出来るんだな。マンションではベランダでたばこを吸うことで、苦情を言われたりしてトラブルになることもあるから、室内で吸っている人も意外と多いと思うんだ。
室内で吸っていても将来的に売る予定が無ければ、家族が嫌がるとかってことがあったとしても、問題が無いとも言えるよね。
ただ、室内でたばこを吸っているといざマンションを売ろうとしたときに、きつい臭いが残ったりして困ることもあったりするんだ。今回はこの問題について詳細に解説していくから参考にして欲しいんだな。
このページではこんなことを解説しています!
☑たばこ臭やヤニは程度により査定額に与える影響は様々
☑上下階の住人によるたばこ煙の流入は基本的に査定額には影響を与えない
☑たばこ臭は強い拒否反応を持つ人が多いから、売れづらくなる原因となることがある
☑自分でたばこ臭・ヤニ汚れを取るは出来るけど、かなり大変なのでおすすめできない
☑ハウスクリーニングは、費用もそんなに掛からないのに効果大なのでおすすめ
☑強度の臭いが染みついている場合は、壁・床・天井の張替えをすると良い
☑住んだまま売る場合は、入念な臭い発生源の除去と、内覧前の換気が大事
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たばこ臭いマンションの査定額と売却の行方はどうなる?
たばこ臭やヤニで汚れたマンションの査定額はどうなる?
たばこ臭やヤニで汚れていたとしても、余程ひどいもので無い限りは査定額が大きく変動することは考えづらいんだな。ということは、マンション価値に大差は出ないことが多いということになるんだ。
なぜかというと、10年や20年を経過したマンションを購入する人は、大きなリフォームをする人もいるし、壁紙張替え程度の軽いリフォームをする人は多いもんね。
多少のたばこ臭やヤニ汚れがあったとしてもどちらにしても壁紙を張り替えるなら、そんなに影響は無いと考えられるんだね。
それに、築年数が浅いのであれば、たばこ臭やヤニ汚れもそこまでひどくなっていないことも多いということになるんだな。
とはいえ、これは程度問題で、たばこ臭やヤニ汚れがあまりにひどい場合は、とてもリフォーム無しでは住めないという状態になってしまうから査定額に影響を与える可能性は大きいんだよね。
そして、特にたばこ臭に関してはたばこを吸う人と、吸わない人では感じ方も大きく違ってくるから、査定をする人によって査定額への影響が異なる可能性もあるんだな…
大事なのは”査定額”ではなく、”実際に売れるかどうか”になる
「査定額への影響は少ない」と聞いて安心した人も多いかもしれないけど、査定額への影響は少なくても内覧に来た買い手候補がどう考えるかは別問題という場合もあるんだ。
マンションを内覧に来たときに、内覧者が気にすることとして”臭い”というのがあるもんね。
マンションの立地を気に入って、間取りも眺望も気に入って、購入に前向き!という状態になったとしても、強いたばこ臭があるというだけで、大きなマイナスになって購入をやめるというケースもあるんだ。
買い手側としては、たばこ臭が軽いリフォームで取れるのであれば良いけど、軽いリフォームをしても臭いが取れない場合を想像してしまうんだよね。
ということで、たばこ臭が原因で中々売れなくて、結局売り出し価格を下げるということになると、当初の査定額が相場と変わらなかったとしても何の意味も無くなってしまうんだよ。
隣、上下階の住人によるたばこ煙の流入は影響する?
たばこは仮に自分が吸っていなくても問題になるケースがあるんだな。それは近年増えているベランダでの喫煙が関係しているんだ。
隣や上下階の住人がベランダでたばこを吸うことで、煙が自分の部屋に流れ込んでくるというケースは意外と多いんだよね。
さすがに、部屋に臭いが染みついたり、ヤニで壁紙が汚れたりすることは無いだろうけど、たばこが苦手な人にとっては深刻な問題となることも多いんだよね。
マンションの管理規約でベランダ喫煙が禁止されていればいいんだけど、禁止されていない場合に禁止まで持っていくのは中々骨が折れることだしね。
さて、問題となるのはそんな隣人のたばこの影響があるマンションを売る場合はどうなるのか?という問題があるんだ。
結論から言えば、査定額には影響しないし、内覧のときにタイミングよく煙が流れ込んでこない限りは売れるかどうかにも影響しないんだな。
とは言え、買い手側が「隣の部屋からたばこの煙流れてきませんか?」と聞かれたときに、嘘は付けないし、聞かれないとしても後々のトラブルに繋がる可能性は少しだけどあるよね…
特に小さい子どもがいる家庭の場合は、隣の部屋等からのたばこ煙流入があることは伝えておいたほうが良いんだ。
もしかしたら、伝えることで購入を見合わせられることもあるかもしれないけど、売れてからのトラブルは深刻な状態になれば裁判沙汰になることもあるんだからトラブルを避けることも考えてみて欲しいんだな。
結局のところたばこ臭・ヤニ汚れはどうする?
ここまで説明してきた通り、たばこ臭やヤニ汚れはマンション売却にあたってマイナスになることが多いんだな。
特に臭いであるたばこ臭は強い拒否反応を持つ人が多いよね。
ということで、マンションを相場通りの価格で、なるべく早く売りたいという場合は、なるべくたばこ臭やヤニ汚れを取るようにすることを強くおすすめするんだ!

たばこ臭・ヤニ汚れを売却前に何とかしよう!
たばこ臭やヤニ汚れを取るときは、どこから臭いが発生しているかを知ることが大事なんだ。
臭いが発生するところにも色々あるけど、まずマンションを空き家にしてから売り出す場合は、掃除をする意味が無いものも次のとおりあるんだよ。
・カーテン
・絨毯
・エアコン ⇒ エアコン付きで売り出す場合はエアコンクリーニングを!
まず、カーテンと絨毯は基本的には撤去して引き渡すことになるから、引っ越し先に持って行ってもOKだし、そのまま処分してしまってもいいんだな。エアコンについても付けたまま売り出すのであれば、エアコンクリーニングをしておいてほうが親切なんだ。
次に、何らかの手を打たないとたばこ臭とヤニ汚れの問題が発生るものは次のとおりなんだよ。
・壁紙(天井含む)
・床
・ドア、窓
などになるんだね。
これらの臭いや汚れを取る方法について、ここから解説していくんだな。
自分でたばこ臭・ヤニ汚れを取ることは出来る?

まず、一番お手軽なのがたばこ臭やヤニ汚れを自分で取るという方法になるんだ。完璧な方法ではないけど、たばこ臭やヤニ汚れが軽度なら自分で対応できる場合もあるんだな。
ただし、やっかいなのがたばこ臭というのは、壁だけじゃなくて天井にまで染み込んでいることが多いということなんだよ。となると、壁だけを掃除しても足りなくて天井まで掃除する必要があるからかなり大変と言えるんだよね。
かなり大変だけど、それでも自分でする!という場合に、用意するものは次のとおり。
・水
・バケツ×2(洗剤用とすすぐ水用)
・中性洗剤(キッチン用でOK。チャーミーグリーン、ファミリーピュアなど)
・タオル、スポンジ等
用意した後は、次の手順で天井から進めていくんだ。
STEP① 洗剤の用意
中性洗剤の代わりに、市販の壁紙用の洗剤を使ってもOK。中性洗剤を使うばあいは、水1Lに対して中性洗剤50CC程度(水に対して5%程度の中性洗剤)を入れて準備をする。
STEP② 洗剤を付けて拭いていく
タオル・スポンジで壁などをゴシゴシしていく。
STEP③ 水拭き、乾拭き
水拭きで洗剤を落として、乾拭きをしていく。
以上の手順で、天井が終われば、壁⇒ドア・窓⇒床と上から下へと拭き上げていくんだ!
ただし… これで完璧にたばこ臭が取れるかというと、取れないことも多いのが現実だから、あくまでも軽度の場合のみ自分ですることにしたほうがいいんだよ。
ハウスクリーニングを依頼してたばこ臭・ヤニ汚れを取る!

自分の力でたばこ臭やヤニ汚れが取れない場合や、出来るだけ手間を掛けたく無い場合はプロにハウスクリーニングを依頼するといいんだな。
いずれにしても空き室にして売る場合は、出来る限りキレイにしておいたほうが良いからハウスクリーニングはしておいたほうが良いんだよね。
ハウスクリーニングにかかる費用としては、
・1部屋だけなら3~4万円程度
・3LDKなら9~13万円程度
といったところになるんだ。
ただし、空き室の場合はハウスクリーニングの手間がかなり軽減されるから、もっと安くなる場合もあるんだよ。
もし、ハウスクリーニングを業者に依頼する場合は、依頼時に必ず「たばこ臭を消したい!」と依頼するようにするんだ。きちんと依頼をしないと安かったとしても、床清掃だけという場合もあったりするんだ。床だけではなく、壁も天井もクリーニングしてもらえるプランで依頼しないとダメってことなんだな。
リフォームでたばこ臭や、ヤニ汚れを取る!
たばこ臭やヤニ汚れを取る最後の手段が、リフォームになるんだ!!
マンションを売るときというのは、基本的にはリフォームすることは推奨されないんだよね。
なぜかというと、リフォームにかけたお金の分だけ高く売れるなんて保証は無いもんね…
だから、たばこ臭やヤニ汚れをリフォームで取るといっても、その目的は高く売る為ではな無いんだ!
高く売ることが目的では無いと言いながら、リフォームをするというのは意味が分からない人もいそうだよね。
でも、たばこ臭やヤニ汚れをリフォームで取る目的というのは、買い手が見つかる可能性を高める為なんだよ!
ここはかなり重要なことだから、勘違いしちゃだめなんだ。
リフォームをしたからと言って、相場より高く売れるようになることを目指すのではなく、売れ残りを防ぐのを目指すということなんだな。特に空き室にしてマンションを売るということは、住みかえる新住居のローンや家賃の支払いもあるんだから、早期売却を目指すのは大事なことになるんだ。
ここに注意!
売りたいマンションが都心の駅近という場合はたばこ臭などがあって、買うのを敬遠する人がいるとしてもそれを払しょくできる程、欲しいという人が現れる可能性があるからリフォームまでは必要無い可能性はあるんだ。どの程度の需要が見込めるのか不動産会社の担当者の話を聞いてからリフォームするかを決めることをおすすめするんだな。
たばこ臭やヤニ汚れを取るのに必要なリフォーム内容は?

高く売るのが目的ではなく、売れ残りを防ぐためのリフォームということは、費用はなるべく掛けないようにしたいところなんだ。
まず、リフォームをする場所は
・壁
・天井
・床
以上の3か所でOKなんだ。この3か所は臭いが染みついてしまうから、いくら表面をキレイにしても中々臭いや汚れは取れないんだよ。
他に臭いの元となり得る窓やドアなどについては、薄めた中性洗剤でゴシゴシ磨いていってたばこ臭や汚れを取ればいいもんね。
さて、問題のこの3か所をリフォームした場合の費用としては、10畳程度の広さで
20~30万円程度となるんだ。
具体的にすることとしては、
☑壁 ⇒ 壁紙の張替え
☑天井 ⇒ 壁紙の張替え
☑床 ⇒ フローリングの張替え
以上となるんだよ。
ちょっとした豆知識としては、フローリングを張替えじゃなくて、重ね張りをすれば張り替える手間が掛からない分、費用は5~10%程度は安くなるんだよ。更に、フローリングじゃなくてクッションフロア、フロアタイルなどの安い素材にするという方法もあるんだよね。
さて、それなりに費用がかかるこのリフォームなんだけど、マンションを売るときの価格に反映させることは難しいと思うんだ。繰り返しになるけど、あくまでも売れ残りを防ぐためのリフォームで、高く売る為じゃないということなんだ。
早く売れるようにするのは大事だよね。
マンションを売り出してから、たばこ臭が原因で内覧が入っても入っても買ってもらえないとなると、1年以上も売れないなんてことになる可能性は十分にあるもんね。
内覧者が臭いで敬遠しないように出来る効果が数十万円で手に入ると思えば、下手な広告よりも効果があるんだ。
壁紙や、床のリフォームを出来るだけ安くしたい場合は、下記の一括査定サービスで安くリフォームしてくれるところを探すといいんだな。


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住んだまま売る場合はどうする?

さて、問題になるのは住んだままマンションを売るような場合なんだ。もちろん住んだままでもハウスクリーニングをしてもらったり、リフォームをすることは出来るんだけど、空き室でする場合よりも遥かに大変なんだな。
ということで、現実的には居住中の場合は何もしないで売りに出すことが多いと思うんだよね…
ただ、それでもまったく何もしないというのは止めたほうがいいんだ。住んだまま売る場合だって、内覧を受け付けないと余程立地が良くない限りは売れないから、内覧をしてもらって実際に部屋の中を見てもらう必要があるんだな。
出来ることとしては、こんな感じかな…
・カーテンを洗濯する。
・エアコンクリーニングをする
・灰皿をリビングに置かない
・退去時にハウスクリーニングを実施することを伝える
・換気を入念にする
特に一番大事になるのが”換気を入念にする”ことなんだよ。換気をしただけで、たばこ臭を完全に取り除くことは出来ないんだけど、それでも換気をしてあるかどうか空気の気持ちよさはまったく変わるんだな。
まとめ
さて、ここまで喫煙していたマンションを売るときに知っておいてもらいたい情報をお届けしてきたんだな。
マンションを売るというのは、ほとんどの人にとっては人生で一番高い買い物… ではなく”売り物”になる訳なんだから少しでも高く、早く、そして買主が喜ぶ良いものを売れるように出来るといいよね!
マンション売却を成功させるためには、ここに書いてあることを実践するだけじゃなくて、不動産会社の協力も不可欠になるんだ。
不動産会社にもいろいろあるから選ぶのも大変だと思うけど、まずはマンションを査定してもらってその査定の中でも対応を見てどこに売却手続きを依頼するのか決めるのをおすすめするよ!
というわけで、ここまで長々と喫煙をしていたマンションの売却についての解説を終わるんだ。最後まで読んでくれた人に本当にありがとう!と伝えたいんだな。あなたのマンション売却が成功することを祈ってるんだな!!
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