マンション売却にまつわるアレコレ
マンション売却後の引き渡し時期、タイミングは? 「いつ退去すればいいのか分からない!!編」


マンションから退去するタイミングはいつになる?
マンションの退去日が4月1日なんて、かなり紛らわしいことを言う買主で僕は驚いたんだな…
現実には、くまった君みたいにエイプリルフールかと疑うような人はまずいないだろうねー
でもマンションを売りに出して、無事売却が出来たとしても、いつマンションを退去することになるのかを知りたい人も多いと思うんだ。
結論から言ってしまうと…
「売却代金の受領が完了したとき or 買い主と合意した日程」
これがマンションから退去するときということになるんだ。
今回は、このマンション引き渡しのスケジュールについて、更に詳しく解説していくんだな。知っていたら役立つ情報もあるから更に詳しく知りたい人は、読み進めてね!

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マンションを売った後の引き渡し時期を知っておこう
Q.マンション引き渡しは売買契約を交わしたときじゃないの?
A.基本的には違う。

勘違いをしている人も多いんだけど、マンションの引き渡し日は、原則として売買契約を交わした日ではないんだな。
なぜかと言えば、多くの場合で売買契約を交わした当日にマンションの売却代金をもらえる訳では無いからなんだよね。
普通は、売買契約を交わした後に、買い主は銀行などに住宅ローンの本申込をして、住宅ローンの借り入れが正式決定してから、マンション売却代金の支払い準備が出来ることになるんだ。
というわけで、売買契約をした当日というのは、マンションが売れたとは言っても、その代金すらも受け取っていない状態だからマンションの引き渡しはしないということになるんだよね。
ここまでが原則論になるんだな。
ここからは例外の話になるけど、たまにマンションの購入代金を現金ですぐに用意できるという人はいて、そんなときは売買契約をしたときに、現金(または預金)で売却代金の受け取りも出来ることになるから、そのままマンションを引き渡すということだってあるんだな。
ここに注意!
マンションの売買契約を交わしたからと言っても、これで完全にマンション売却が完了したということにはならないんだ。
上記で説明したとおり、住宅ローンの正式な申し込みは売買契約後にするんだ。ということは、場合によっては住宅ローンの審査に落ちてしまうという場合もあり得るんだ。こうなると、基本的には売買契約で交わした契約内容として「住宅ローンの審査に落ちたら売買契約はキャンセルね」と記載されているので、売買契約は白紙に戻ってしまうんだな。とはいえ、事前に住宅ローンの仮審査に通っている場合が多いので、心配し過ぎることも無いクマよ。
Q.じゃーマンション引き渡しで一番多いのはどのタイミング?
A.マンション売却代金の受け取りと引き換えが多い。

売買契約をするときに、マンションの引き渡しをしないとすると、どのタイミングで引き渡すのかというと、売却代金の受け取りと引き換えというタイミングが一番多いんだな。
売却代金の受け取り時ということは、買い手側の立場で言うと住宅ローンの審査に通って融資が実行される時。ということになるんだよね。
お金の受け取りと同時に引き渡しなら安心出来るから、このタイミングでマンションを引き渡すのが一番無難なタイミングと言えるという訳なんだ。
Q.マンションの引き渡しを1か月くらい待って欲しいんだけど…
A.買い主側がOKなのであれば1か月先でも大丈夫。

マンションを売った後の引き渡し時期は、原則で言えば売却代金を受け取ったのと引き換えということになるんだな。
ただ、買い主側が「引き渡しは待ってあげるよー」と言うのであればこれは問題無いんだよね。
特に多いのが、マンション売却の目的が、新しいマンションや家への住み替えの場合にも関わらず、新しいマンションや家の準備が整っていないというようなケースなんだな。
こういうときは、買い主側へ事情を説明してマンションを引き渡しを待ってもらうということも出来るんだよ。もし、買い主側が引き渡しの先延ばしをOKしてくれれば、仮住まいを探す必要も無くなるし、仮住まいの家賃負担も無くなるからいいよね。
ただし、注意して欲しいのは、買い主がOKをしてくれたとしても、それに売り主側が甘えすぎてはいけないんだ。そもそも、マンションを売るのであれば、きちんと引き渡すための準備も出来ているべきなんだな。
買い主側がOKしてくれないとしても、これは当たり前のことだもんね。売買契約をして、引き渡し時期も決めていたのに予定通りに引き渡しが出来ないのであれば、損害賠償請求や契約解除だってされる可能性もあることを認識しておく必要があるよね。
まだ、売買契約をしていないのであれば、引き渡し時期が先になることを理由にして売買契約を結ぶことを拒否される可能性もあるってことになるんだな。
Q.マンション引き渡しは、どこでどうやってするの?
A.銀行で鍵を渡す形ですることが多い。

マンションの引き渡しは、マンションですると思っている人も多いんだ。
でも、それは間違いで(まったく無い訳ではないけど…)実際のマンション引き渡しは、マンション代金の受け取りをする関係上、銀行の応接室でされることが多いんだよね。
どこの銀行なのか?というと、買い主が住宅ローンを借りるところになるのが普通なんだよ。
応接室には売り主と買い主以外に、不動産会社の担当者と、司法書士が立ち会うことが普通なんだ。ちなみに、この立ち会っている司法書士がマンションの名義変更手続きをしてくれることになるんだ。
この銀行の応接室で鍵を渡すことが、マンションの引き渡しという意味を持つことになるんだ。
そして、鍵を渡した瞬間に売り主はマンションに立ち入ることが出来なくなるんだよ。
完全に引き渡したということになるから、他人のマンションということになるってことなんだな。
ということで、マンションを引き渡す準備はこの瞬間までに完璧にしておかないといけないってことになるんだよね。
万が一、忘れ物をしていたとしても、そのときは”所有者”である買い主に許可を得ないとマンションに入っちゃダメになるクマよ。
ここに注意!
原則として、マンションを引き渡す場所は銀行になることが多いけど、たまに不動産会社で行われることがあるんだな。
Q.マンション引き渡しのときに準備するものは鍵だけ?
A.売却代金の受け取りをする場合は、書類を色々と持っていく必要がある。

マンションの引き渡しは「鍵を渡すだけ」とは言っても、当然のことながら鍵だけを持っていけば良いという訳ではないんだ。
そこで、ここではマンション引き渡しのときに準備する必要があるものを説明しておくよ。
①実印+印鑑証明書
②身分証明書(運転免許証など)
③住民票 ⇒ 新住所へ引っ越し済みの場合に必要。司法書士が取得してくれる場合もある。
以上は、売り主に関する書類として必要になるんだよね。
④権利証(登記識別情報を通知する書類のこと。平成17年以前に入手したマンションの場合は登記済証。)
⑤マンションの固定資産評価証明書
⑥マンション管理組合の関係書類
⑦備え付け設備等の説明書・マンションパンフレット
以上は、マンションに関する書類で⑦に関しては無ければ仕方ないけど、ある場合は買い主に渡しておくのが親切だよね。
現金は、司法書士報酬・不動産会社の仲介手数料・振込手数料で必要になるんだよ。どの程度の現金が必要になるかは、それぞれのケースでまったく違ってくるから、事前に確認するよる必要があるね。
その他の書類に関しても、ここまで説明しておいて何だけど、不動産会社や登記を担当する司法書士によっては、必要な書類が違う場合もあるから念のため事前に確認するんだな。
あくまでも参考として確認してもらうためのものとして紹介しているってことで許してね…
あと、必須では無いけど売買契約を交わしたときの売買契約書も持参しておいたほうが良いんだよ。
まとめ
さて、ここまで解説してきた通り、マンションの引き渡し時期について明確な決まりというものは無いんだ。
ただ、原則としては売却代金の受領と引き換えに引き渡すのが普通ということは覚えておいてね。
あと、時期を遅らせることが出来るどうかは、買い主がOKするかどうか次第ということになるけど、迷惑を掛けることも多いから引き渡しを遅らせるのは好ましいことではないってことになるんだな。
マンションの引き渡しをする瞬間というのは、これまでマンションに住んでいた色々な出来事を思い出したりして、ちょっと感傷的になる人も多いだろうねー
途中で解説したとおり、鍵を渡した瞬間にもうマンションに立ち入ることは出来なくなるんだから、マンションとのお別れを家族でしたいという場合は、鍵を渡す引き渡し前にちゃんとしておくんだな。
というわけで、以上でマンション売却後の引き渡し時期についての解説は終わりになるよ!
マンションの引き渡しを無事に終えて、新しい生活のスタートを気持ちよく切れるように祈っているよ!
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