事例別のマンション売却問題
マンションは退去後の空き室のほうが売りやすいのかどうか検証してみよう!

退去後の空き室と居住したままどちらが売るのに良いの?
僕は個人的には居住したままでも、いくらでも内覧してもらっても良いし、僕が何をしていようがまったく気にしないでどんどん見たいところを見てもらっても良いと思ってるんだな。
でも… リーちゃんに説明されてようやく分かったんだけど、やっぱり内覧をする人としては住んでいる人がいると気を使っちゃうものみたいんだよ。
このページを見ている人はマンションを売るのに住んだまま売るのか、空き家にするのかで迷っている人なんだろうねー
結論としては、リーちゃんが言っているとおり、空き室のほうが売りやすいんだけど、ここらへんについてもっと詳しく解説していくから、迷っている人はぜひチェックしていくといいんだよ。

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退去後の空き室と居住したまま売るのはどちらが良いのかメリット・デメリットを詳しく解説
空き室でマンションを売るメリットは?
メリット① 内覧し易いので売却に繋がりやすくなる

冒頭から何度も言っているけど、空き室でマンションを売ることの最大のメリットが内覧をし易くなることなんだよ。
まず、知っておいてもらいたいのは、マンションを売るにあたってとても大事になるのが”内覧への対応”になるんだよね。内覧を希望する人というのは、超有力な買い主候補なんだから、そこへの対応が疎かになるとどうしてもマンションの売却確率は下がっていくことになっちゃうんだよね。
空き室の場合は、マンションの鍵を不動産会社に預けておけばOKで、内覧希望があれば不動産会社が案内してくれて、内覧者もじっくりとマンションを購入するかどうかを、現地で確認することが出来るんだな。
それに対して、居住したままで売りに出されたマンションというのは、内覧がとてもし辛いんだよね…
内覧をし辛いというのは次のとおり2つの意味があるんだ。
①居住している人がいると、隅々まで見たくても気を使ってしまって内覧し辛い
②内覧を希望しても、売り主の時間の都合が中々合わずに内覧し辛い
今回の冒頭から何度も説明しているのは①の部分になるんだけど、居住したままマンションを売るときというのは、②の内覧対応に時間を合わせるのが大変というのもあるんだよ。
そして、もう一つ重要なこととして、マンション購入を真面目に考える人は、もう一度真剣に検討するために同じマンションの内覧を再度希望する場合があるんだよね。
こういったときに、居住中のマンションの場合は購入希望者だって2回目の内覧はどうしても遠慮しがちになってしまうことがあるんだな。
そして、結果としてマンションは売れないという結末になっちゃうんだよね…
空き室でマンションを売る場合は、こういった心配はゼロなんだ。更に、空き室の場合はオープンハウス(内覧を自由に出来るようにマンションを開放すること)を開催して、通常よりも多い内覧者を集めて一気に売却成功を目指すという戦略も取れるんだよ。
メリット①のまとめ
☑マンション売却には内覧対応がとても大事
☑空き室の場合は、内覧時に購入希望者が気兼ねなくどこでも見れるし、本気で購入を考えたときの2回目の内覧だって気軽にしてもらえる
☑居住中の場合は、内覧者が隅々まで見づらし、そもそも内覧をしたくても売り主とのスケジュール調整が合わなくて内覧をしてもらえない場合もある。
☑空き室の場合は、オープンハウスを開催して、早期に売却を目指すことも可能
メリット② ハウスクリーニングやリフォームがし易い

このメリット②も、先ほどのメリット①の内覧に関することと被る部分ではあるんだけど、マンションを売るときに、大事なこととして出来る限りキレイな状態で内覧してもらえると売却に繋がりやすいんだ。
考えてみれば当たり前のことなんだけど、ハウスクリーニングやリフォームは空き室のほうが圧倒的にやりやすいんだよね。
そして嬉しいこととして、ハウスクリーニングは空き室で実施すると3~5割程度も安くなったりするから、居住したままの場合と比較するとハウスクリーニングをする費用的負担も軽くなるんだな。
具体的な金額で言うと、空き室の場合は3LDKのファミリータイプのマンションを全てハウスクリーニング実施したとしても10万円未満で収まるくらいなんだよね。
特に水回りは自分で掃除した場合と、プロが掃除した場合では仕上がりに大きな差が出るから試してみて欲しいと思うんだな。
実際にどの程度の費用がかかるかについては、下記のサービスで見積もりをもらってみるといいんだよ。


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先ほど説明したとおり、マンションを売却するのにリフォームはほとんどの場合で必要無いんだ。
もちろん、リフォームをしたほうがマンションは売れやすくなるんだけどね…
でも、リフォームにかけた費用を取り返せる程に高く売れる訳ではないことが多いから、結局のところリフォームしないほうが得することが多くなるんだ。
ただし、例外としてたばこ臭や、ペット臭などが強烈で部屋に染みついてしまっているような場合だよね。
ハウスクリーニングでも臭いを取り切れないことが多くて、解決策としては壁紙、床の張替えくらしか無い場合も多いんだな。臭いが強烈な物件というのは、どうしても売れ残りやすいという傾向があるから、この場合は壁紙や床の張替え程度のプチリフォームを実施することをおすすめするんだ。
こちらも業者によって費用はかなり違ってくるから、色々な業者から見積もりを出してもらうといいよ。


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メリット②のまとめ
☑内覧時はキレイだと売却に繋がりやすい
☑ハウスクリーニングもリフォームも空き室の場合がやりやすい
☑ハウスクリーニングは空き室だと安くできる
☑リフォームは基本的に必要無いけど、強烈な臭いが染みつている場合は壁紙・床の張替えで臭い問題を解決することがおすすめ
空き室でマンションを売るデメリットは?
デメリット① マンションの住宅ローン支払いと新住居と合わせた居住費の2重負担が大変

空き室でマンションを売ることは、先ほどまで説明した通りマンションをとても売りやすくなって、メリットがかなり大きいんだ。
でも、デメリット①として紹介するこの住居費の2重負担というのが、大きな壁となって空き室でのマンション売却は出来ないという人も多いだろうね。
マンションを空き室で売るということは、当然のことながらマンションを売る自分たちが住む場所は別で確保する必要があるんだな。ということは、売ろうとしているマンションの住宅ローンと、新しい住居の家賃(又はローン)を2重で支払っていくことになるんだ。
売りたいマンションの住宅ローンを完済している場合は、このデメリットはかなり軽減されるんだろうけど。
でも、その場合でも負担が軽減されるだけでデメリットが無くなる訳ではないんだ。というのは、マンションは管理費と修繕積立金は住んでいなくても当然支払いをする必要が出てくるんだな。
メリットで紹介したとおり、空き室のほうがマンションを売りやすいのは事実なんだけど、だからと言って空き室にしてもいつ頃に売れる!なんて保証は無いしね…
そして、空き室にしたのにいつまで経っても売れなくて、売ろうとしているマンションと、新住居の住居費2重負担がずっと続いてしまうという最悪なパターンになってしまうこともあるんだな。
デメリット①のまとめ
☑売る予定のマンションの住宅ローンと、新住居の家賃等2重負担が発生することになる
☑空き室にしても売れなければ、ずっと住居費を2重負担し続けるリスクを負うことになる
デメリット② 売却後にマンション買い替え・一戸建てへの住み替えをする場合は、仮住まいから再度の引越しが必要になる

マンションを売却する目的として、マンションの買い替えをする場合や、一戸建てへの住み替えを検討している人も多いと思うんだ。
そんな人がマンションを売りやすくするために、マンションを空き家にするということは、新しいマンション・一戸建てを購入するまでの仮住まいをするってことになるんだよね…
そうなると、当然のことながらマンション売却後に、新しいマンション・一戸建てを購入した時点で、仮住まいからの引越しをしないといけなくなるんだ。
短期間にマンションが売れれば、引越しも短期間に2回もするというとても面倒なことになるんだな。面倒くさいだけじゃなくて、当然のことながら引越し費用だって2回分必要になるから出費も嵩むことになっちゃうんだよね。
デメリット②のまとめ
☑買い替え・住み替えをする場合は引越しを2回することになってとても面倒
☑マンションに居住したまま売る場合は、引き渡し時期も融通が利いて買い替え・住み替えがし易い
買い替え・住み替えをするなら、これを知っておこう!
マンションを買い替えたり、一戸建てに住みかえる場合に利用できる新住居の購入方法として”買い替え特約”というものがあるんだ。
この”買い替え特約”というのは、現在売りに出しているマンションに住んだまま、新住居を購入するときに「今売りに出しているマンションが○月○日までに、○○円で売れない場合は購入契約は白紙にするよ」という契約をすることになるんだ。
この”買い替え特約”を利用すれば、マンションの売却代金をあてにした買い替え・住み替え計画を立てやすくなるということなんだな。
ただし、この”買い替え特約”は圧倒的に買い主側が有利な条件の契約になるから、売り主側が”買い替え特約”での売買契約は拒否する可能性が高いってことには注意して欲しいんだ。基本的には”買い替え特約”を付けて人気物件を購入するのは無理と考えたほうがいいんだな。ただし、業者が分譲している一戸建てなどは”買い替え特約”OKという場合も多いから、”買い替え特約”を利用したい場合は色々な物件をチェックしてみるのをおすすめするんだ。
結局のところマンションを売る時は、空き室と居住したままどちらがいいの?

さて、ここまでマンションを空き室で売る場合のメリットとデメリットを紹介してきたんだな。
メリットとデメリットの両方を見てみると、デメリットである”居住費の2重負担”を許容できるのであれば、マンションは空き室のほうが売りやすいからおすすめ出来るってことになるね。
とは言っても、マンションを売りやすくするために、わざわざ空き室にして引越し先の家賃等も負担しながらというのはかなりリスクがあるんだな。
マンションが売れない限りはずっと引越し先の家賃と、売る予定のマンションの住宅ローンまで負担しないといけないというのは、かなり大きな負担になるもんね…
というわけで、結論としては空き室のほうがマンションを売りやすいとは言っても、売りやすくする目的のためにわざわざ空き室にすることまではおすすめしない!ということになるんだな。
今の自分自身の状況に応じて、売ればいいだけってことになるんだよ。空き室でも居住したままでも、どちらの方針でもOKという場合は迷わずに空き室で売ることを選べばいいってことになるしね。
もし、居住したままマンションを売るという場合は、居住したままマンションを売るときにするべきことをチェックしておけばいいんだ。その点については”
マンションに住みながら売ることは出来るの?”にまとめているから、気になる人は見ておいて欲しんだな。
以上で、マンションを売る時に空き室のほうが売りやすいのかどうかと、そのメリットとデメリットの紹介を終わるんだな。マンションを売るのにこれから動き出すという人は、ぜひ参考にしてより自分の得になる方法を選択してもらえたら幸いなんだな。
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