マンションタイプ別の売却問題
高階層のマンションを高く売却するために出来ることを教えます!! 「そんなウリはいりません!!編」

高階層のマンションを売りたいけど、高く売るのに良い方法はあるの?
高階層ということをアピールするためには、バンジージャンプが出来ることをアピールするのが一番良いと思ったんだな。体を張ったアピールだったけど、リーちゃんに言わせたら意味が無いらしいんだな… マンションの管理組合からも怒られちゃったし…
というわけで、リーちゃんから聞いた情報も含めて正統派な高階層のマンションを高く売る方法を解説していくことにするんだな。
このページを読むとこんなことが分かります!
☑「高階層」に明確な定義は無い
☑眺望の良さが分かる写真を用意するのが効果的
☑一眼レフ利用が一番良いけど、無い場合はスマホのHDRモードで撮影する
☑写真は晴れの日に撮影する・タワーなどのシンボルとなるものがあれば映るように撮影する・夜景も撮影する・花火が見れる場合は部屋からの花火を撮影する
☑タワーマンション購入による節税効果が抑制されても、中古マンションなら気にせず眺望をウリにして売却活動を行う
☑西向きの場合で、西日による影響が少ない(又は逆にそれが良い)という場合はそれをアピールする
高階層ということで、購入するときも低階層の部屋よりも高い価格で購入したと思うし、その分自分が売る時は高く売りたいと思うのは自然なことだと思うんだ。少しでも高く売れるように役立つ情報を解説していくから、ぜひ参考にしてもらえたら幸いなんだな。

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高階層のマンションを高く売る方法を分かりやすく解説
Q.そもそも高階層って何階以上なの?
A.一概に何階以上という定義は無い。

高階層のマンションを売る!ということで、始まった訳だけど、そもそも自分の売ろうとしているマンションの部屋が高階層になるのかどうか微妙という人もいると思うんだ。
タワーマンションに住んでいて、最上階に住んでいれば文句無しに高階層な訳だけどそうじゃない人も多いだろうね。
結論から言ってしまうと、”○階から高階層”という明確な定義は無いんだ。
法律などの定義で言うと、6階以上が高層建築物とされていて、20階以上が超高層建築物と言われたりするんだ。
となると、6階以上で高階層とも言える気がするんだけど、6階で高階層として売り出すのはちょっと難しいだろうね。
例えば、13階までのマンションであれば感覚的に10階以上なら問題なく”高階層の部屋”として売り出しても問題ないと思うんだ。
ところが、35階建てのマンションで10階を売り出すのに”高階層の部屋”として売り出せるか?というとそれは難しいんだな。
つまりは、高階層かどうかは売り出そうとするマンションの総階数にも左右されてしまうから、一概に○階以上が高階層という定義をするのは出来ないということになるってことだね。
このまま高階層の定義をうやむやにして終わってしまうと、今度はもやもやが発生してしまうと思うんだ。とはいえ、鍵になるのは売ろうとしているマンションについて”眺望をウリに出来るのかどうか?”という視点で考えると分かりやすいと思うんだな。
「この眺望はすごいでしょ!」と思うのであれば、高階層かどうかはともかくとして眺望の良いマンションという点をアピールして売り出すことは問題無く出来るってことだね。
高階層かどうかもウリになる部分だけど、眺望が良いかどうかという点も踏まえて売却方針を立ててみて欲しいんだな。
Q.高階層のマンションを高く売る良い方法は無いの?
A.劇的に高くというのは無理だけど、高階層ならではの眺望がわかる写真を不動産紹介HPに掲載すると効果的。

簡単におさらいしておくと…
☑一括査定サイトを利用して、複数の不動産会社に査定してもらう
☑査定結果と査定時の対応を元に不動産会社選びをする
☑専任媒介契約をして不動産会社に頑張って営業活動をしてもらう
☑臭いや汚れがひどい場合は、壁紙・床の張替え程度の簡単なリフォームを検討する
☑内覧対策をしっかりする
以上が、マンションを高く売るために必要なこととなるってことだね。
それに加えて、今回は高層階を売るために出来ることを考えてみたいんだな。
高層階の魅力は何なのか?というと、それは”眺望の良さ”ということになるんだな。
タワーマンションなどでは高階層がステータスになるというのもあるんだけど、その点についてはわざわざアピールすることではないから、一番アピール出来る要素が眺望の良さになるよね。
この眺望の良さを伝えるのに、何が最適なのか?というとそれは写真になるんだ。
でも、不動産会社側が、見た人が興味を持つ魅力ある写真をきちんと撮影してくれるのか?というとそれはしてくれないことが多いんだ。もちろん、不動産会社の担当者だって写真はちゃんと撮るし、眺望だって撮ることはあるんだけど、それで十分とは言えないことも多いんだな。
なんでかって言うと、例えば不動産会社の担当者が写真を撮ろうとした時に天気が雨や曇りだとしても、そのまま撮ることが普通だからなんだよね。わざわざ天気が晴れの日に出直して撮影し直すということはあまりしないんだよね…
そこで、もし自分が写真を取れる環境にあるのであれば、写真撮影にもこだわって欲しいんだな。
撮影するカメラとしては、一眼レフとかミラーレス一眼とかがあれば理想的なんだ。
一眼レフ等が無い場合は、スマホやコンデジ(「コンパクトデジタルカメラ」のこと)でも質は落ちるけど、撮りようはあるからその方法も合わせて、効果的な眺望の撮影方法についてここから紹介していくよ!!
<マル秘>知っておきたいスマホでの高階層の眺望撮影方法
スマホの撮影モードをHDRにする
最近のスマホやコンデジには、
HDRモードが標準で搭載されているものがほとんどになっているんだ。
さて、このHDRモードが何か?という、簡単に言うと風景を撮影するのに適したもので、眺望を撮影するときに空の青さと、下の建物や地面のコントラストを肉眼で見るかのように綺麗に調節してくれるんだ。
普通の撮影モードだと、空が明るすぎて下の建物などが暗くなりすぎてしまったりするんだよね。
HDRモードで撮影することで、スマホでも綺麗な青空と景色を同じ被写体に収めやすくなるんだな。
天気が良い晴れの日に撮影する
眺望を撮影する以上は天気が良い晴れの日に撮影をするようにして欲しいんだな。
そして、青い空と、その下に広がる街並みなどの風景を綺麗に写真でわかるようにして欲しいんだ

こんな感じで、とても気持ちの良い天気の日に撮影が出来ると爽快な景色をマンション購入希望者に見せることが出来るんだ。
シンボルとなるタワーなどがあれば映り込むように撮影する
東京なら東京タワーが見えるとか、スカイツリーが見える眺望というのはとても高いポイントになるんだ。
こういったシンボルとなるような建造物が見える場合に、それがきちんと映り込むように撮影しないというのはもったいないよね。

上の写真では、左上あたりにスカイツリーが見えるようになっているんだな。
こういった写真は見る人に強い印象を与えるからぜひ用意しておきたいところだよね。
タワーじゃなくて、その地域で有名な山(富士山等)が見える場合は、その眺望も必ず撮影するようにして欲しいんだな。
夜景も撮影する
高階層のマンションでも、昼間の明るいときに撮られた写真ばかり掲載されているマンションというのは非常に多いんだ。
でも、高階層のマンションから見える眺望の魅力として、夜景というのもポイントが非常に高いよねー♪
そこで、夜景もしっかりと撮影するようにして欲しいんだ。スマホによっては「夜景モード」などがあると思うからそれで撮影すればいいんだな。

特にビル群が密集する都会の夜景は独特な迫力があるから、必ず撮っておきたいところなんだ。
こんな夜景を毎日見れると思うと、そのマンションを買いたくなっちゃうよね~
夜に内覧しない限りは購入希望者も夜景を見ることが出来ない訳だから、ぜひ購入希望者の想像が膨らむような綺麗な夜景を撮っておいて欲しいんだな。
花火が見れる場合は事前に撮影しておく
高階層のマンションに住む魅力として、1年に1回だけ花火を誰にも邪魔されず、自宅で見ることが出来るというのがあるんだ。
これは全てのマンションでっていうものではないけど、もし自分の売ろうとしているマンションから花火が見れるのであれば、その様子を撮影しておいて欲しいよね。
花火が行われる日しか撮影出来ないから、タイミングが合わないと撮影出来ないかもしれないけど、もしタイミングが合えばとても幸運なことだし、その様子を写真に収めておいて欲しいんだ。

花火を毎年、特等席で見れるというのはマンションを売る上で大きなセールスポイントになるから、これはぜひ収めておきたい眺望になるんだな。
ちなみに、花火を撮影するときは前述のHDRモードは適していないから、夜景モードや花火モードでの撮影をする必要があるんだよね。
写真を撮影するというのは、それなりに手間がかかることだけど、ちょっとしたひと手間で見る人に強い印象を与えることが出来るんだから、ぜひ試してみて欲しいんだな。
Q.タワーマンション購入による節税が規制されるみたいだけど、高階層は売りにくくなるんじゃないの?
A.多少は影響する可能性があるけど、気にしなくて大丈夫。

タワーマンションの高階層というのは、その眺望やステータス以外の部分で大きなポイントとなって、購入する人も多いんだ。
そのポイントというのがタワーマンションの節税効果なんだ。
タワーマンションは高層階の市場価値は高いにも関わらず、税務上の取り扱いとしては低階層と同じで扱われていて、そのために固定資産税や相続税を大きく節約できるという効果があったんだよね。
ところが、ここに来てこういった節税のためのタワーマンション上層階購入を抑制する動きが出てきているんだ。
まず、一つ目は…
2015年11月に国税庁が、タワーマンション高階層を利用した相続税の節税行為を厳しく監視するという方針を打ち出したんだ。簡単に言うと、相続税の節税目的と見られるケースには追徴課税を課していくという厳しいものになっているんだな。
そして、二つ目は…
2016年10月に政府がタワーマンション高階層の相続税と、固定資産税を引き上げる方針を決めたなんだ。これは、2018年以降に引き渡す新築マンションが対象とされる予定になっているんだ。
タワーマンションを利用した節税というのは、年々効果が薄くなってきているのが現実なんだね。
こうなると、自分が売ろうとしている高階層のマンションについても影響を受けるかも!?と考えてしまう人もいるかもしれないんだな。
でも、はっきり言ってしまうと、こういった影響はそこまで大きくないと考えても問題ないと思うんだ。というのも、相続税を節税しようとするような富裕層は、そもそもタワーマンションの高階層を新築で購入するような人が多い傾向にあるんだ。
というわけで、高階層の中古マンションを売ろうとするときは、節税効果がどうとかよりも、やはり素晴らしい眺望をアピールして売却活動を進めていきたいところなんだな。
Q.高階層なんだけど、西向きの場合は売却活動は苦戦する?
A.心配に思われそうなことを先回りして説明してあげれば良い。

ここまで説明してきた通り、高階層は眺望が最大のウリになる訳だけど、その中でも特に買い手から警戒されるのが西向きの高層階なんだ。
西向きの最大のデメリットというのが、強烈な西日なんだよね。
西向きに住んだことが無い人にとっては、西日がどう影響するのか?というのはとても強い関心ごとなんだ。
例え、西向きで西日が差しこんでくるとしても、夏でも高階層なら換気をすることで暑さはまったく感じないとか、冬は逆に暖かくて良いという場合もありそうだよね。
そういった西向きのマイナスイメージを覆すことが出来る情報があるなら、ぜひともアピールするようにしたいんだ。HPの情報に記載してもらえるなら、記載してもらえば良いし、出来ないなら内覧時に担当者からでも説明してもらうようにするといいんだな。
残念ながら西日が強すぎて暑さが相当になるとかって事情がある場合は、嘘を付くのはダメだからあえて説明をする必要は無いかもね…(さすがにこれで告知義務違反は無いと思う…)。
西向きという場合だけじゃなく、北向きの場合も同様にマイナスのイメージがあると思うんだな。北向きの場合は、日が差さないことで「寒いんじゃないか?」という不安を購入希望者は持っている訳なんだ。
でも、高階層となるようなタワーマンションなら気密性は相当高いはずだし、そこまで寒さによるマイナスは感じていないと思うから、そうであれば「寒くないよ!」というアピールをするといいよね。
高層階ということで、東西南北の方向によってその影響をモロに受けることになる訳だけど、購入を考えている人がどういう心配を抱えているのかを考えて、プレゼンを出来るようにすればOKということになるんだな。
まとめ
ここまで高階層のマンションを売るために出来ることや、売却活動の考え方などを解説してきたんだ。
高階層のマンションを売るときは、低階層のマンションとは違う方法でアピールして売却活動を進めることが出来るというメリットがあるってことだね。
自分が感じた眺望の良さや、環境の良さを適格に伝えることで、早く高いマンション売却に繋げてみて欲しいんだ。
以上で、高階層のマンション売却についての解説は終わりなんだ!みんなのマンションが無事に売れることを祈ってるんだクマよ!!
-マンションタイプ別の売却問題