マンションタイプ別の売却問題
1階のマンション売却が上手くいく売りやすい理由と嫌がられる理由をまとめました!

1階のマンション売却を成功させたい!
マンションを売ろうと思い立ったときに、売ろうとしている部屋が1階の場合は、売却活動も苦戦すると思っている人が多かったりするんだ。
僕が考えたように、1階という特性を活かして相撲部屋として売ることを考えたり、1階のマンションを売る方法というのは色々あるんだ。
というわけで、今回は一見すると売り辛そうな1階のマンション売却について解説していかせてもらんだな。
このページではこんなことを解説しています!
☑1階は意外と希少価値があるし、専用庭がついていると欲しいと思う人が多い
☑階下への音の響きを気にする必要が無いし、すぐに外に出られることを求める人もいる
☑災害に強いことを求める人も多い
☑1階なら高所恐怖症の人にもマンションが売れるし、価格勝負もし易い
☑デメリットとしてステータスが低いし、眺望の良さが得られない、湿気が多いなどがある
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1階のマンションは、実は意外と売りやすい!?
1階のマンションということで、売りにくいかもと感じている人のために、1階だからこそ感じることが出来る売りやすい面を紹介していこうと思うんだ。
ここで紹介したことを参考にして、買い手候補にアピールしていける要素が無いか考えてみて欲しいんだな。
1階が売りやすい理由 その①希少価値がある
マンションというのは当然複数階がある訳だけど、その中で意外と希少価値がある階がどこなのか?というと…
そもそも、1階には住戸が無いマンションも多くなっているから、全体の単純な供給量で言うと1階のマンションというのが一番少ないということになるんだな。
1階に部屋が無いマンションはあるけど、最上階が無いマンションは無いもんね。
それに対して、1階を除く低階層(2~4階程度)、中階層に関してはその階数が持つ価値というのは中途半端ということが言えるんだ。
1階が売りやすい理由 その②専用庭が付いている場合がある
1階のマンションだからと言って全てについている訳ではないんだけど、1階住戸には専用庭がついている場合があるんだ。
もし、専用庭がある場合は1階マンションを売り出す上では、最大のセールスポイントになる可能性があるよね。
マンションに住むほぼ全ての人にとって無縁となるのが”庭”というものなんだな。その庭が付くマンションとなれば、その価値はかなり高いと考えていいんだ。
専用庭付のマンションを売るときは、子どもがいる家族にとっては子どもを遊ばせるのに最適な場所としてアピールできるし、夫婦だけの世帯でもガーデニングをする場所としてアピールできるもんね!
色々な世代、家庭に向けてアピール出来るというとても大きな強みがあるんだな。
ここに注意!
専用庭というのは実はエントランスなどと同じ共用部分になるんだ。ただし、共用部分とは言っても、その部屋に住んでいる人だけの専用使用権が付けられているから、基本的には独占的に使用出来るということになっているんだな。
とはいえ、共用部分ということで何でもかんでも自由に出来る訳ではなくて、専用庭に物置などを置いたりバーベキューをすることはマンションの管理規約で禁止されていたり、明確に禁止となっていなくても解釈上禁止とされているような場合が多いんだ。
というわけで、専用庭をどんなことにでも自由に使っていい場所としてアピールすることは出来ないからこの点は注意して欲しいんだな。
1階が売りやすい理由 その③階下への音の響きを気にする必要が無い
これは特に子どもがいる家庭に向けて大きなセールスポイントになるところなんだな。
マンションでの騒音トラブルになることが多いのが、子どもによる階下への足音だもんね。当たり前なんだけど、子どもの足音を完全に消すなんてことは出来ないし、いくらマットを敷いたりしても限界というのはあるんだよね。
実際のところ、マンションに住んだはいいけど階下からの苦情に困り果てている親はたくさんいるんだな。
1階が売りやすい理由 その④災害に強い
マンションに住むにあたって、地震などの災害時の対応について不安を抱えている人は多いんだ。
その点、1階のマンションであればそういった不安のほとんどが解消されるんだ。
<地震があった!>
地震があったときにマンションで多いトラブルがエレベーターが止まってしまうというものなんだ。
でも、1階ならエレベーターが止まっても関係が無いよね。水道が止まって給水した水を運ぶときだって、階段を昇る必要は無いしとても楽だし♪
そして、地震の揺れに対しても高階層は揺れがひどくなるけど、1階は高階層ほどの揺れは無いんだな。
<火事があった!>
マンションで火事が起こったときに、火はどこに向かうのかというと、それは上階になるんだ。
つまり、上階層にいる場合は火災によって逃げ場が更に上階しかなくなって、屋上に逃げるしかなくなるというケースがあるってことだね。
その点、1階に住んでいる場合は例え出火元が1階だとしても、逃げるのは簡単だから安心できるんだ。
<台風があった!>
台風は一見すると関係が無いように思うかもしれないけど、高層マンションの高層階は台風の猛烈な風で、相当な揺れが発生するんだ。
あと、窓に吹き付ける猛烈な風はかなりの音も発生させるから、台風が過ぎ去るまでは普通に生活するのもちょっと苦痛なくらいの状態になるんだよね…
1階の場合は何かしらの物が強風で飛んでくるかも?という程度の被害しか発生しないから、台風時は高階層と比較すると安心して生活が出来るんだ。
ここに注意!①
ここでは1階のマンションが災害に強いというテーマでまとめてきたんだけど、唯一1階のマンションが弱い災害があるんだ。それは”水害”なんだ。水害が発生して、周りの家が床下・床上浸水するほどの状態になれば1階にあるマンションにもそれなりに被害が発生する可能性はあるんだ。
全ての災害に強いという訳ではないことに注意して欲しいんだな。
ここに注意!②
1981年の建築基準法改正前に建築されたマンションについては、阪神大震災でも多くの被害が出たように1階が潰れてしまうというケースがあったりするんだ。そのため、1階だから地震でも安心というのは旧耐震基準に適合しているだけのマンションについては当てはまらないことになるんだな。ただし、旧耐震基準で建築されたマンションでも、その後に耐震補強工事を行っている場合は別だから安心していいんだ。
1階が売りやすい理由 その⑤マンションからすぐに出られる
これも普通のマンションでは得られない大きなメリットになるんだな。
マンションの高階層に住んでいると、外に出るのが億劫になってしまって外出頻度が減ってしまうということは非常に多いんだよね。
その点、1階のマンションとなると外出するときの時間というのは、本当にすぐにだから外出をするのが面倒ということはまったく無いんだ。
これは、子どもがいる家庭だと子どもを外に遊びに連れていくのが楽になるし、高齢者世帯なら気軽に外に出られることから健康維持にも役立つという点がアピールポイントになるよね。
1階が売りやすい理由 その⑥高所恐怖症の人でもマンションに住める
高階層や中階層の部屋を怖いと思わない人にとっては、理解できないかもしれないけど、マンションに住みたくても高いところが怖くて住めない人というのは実際にいるんだ。
高所恐怖症の人だと1階以外だと、2階か3階くらいが限界だろうね…
そんな高所恐怖症の人だってマンションが嫌なのではなくて、高いところが嫌なだけというケースでは、あえてマンションの1階を狙って購入しようとすることだって実際にあったりするんだ。
1階が売りやすい理由 その⑦価格勝負がしやすい
マンションを売るためのセールスポイントは1階に限らず色々なものが考えられるんだけど、売却成功に直結する一番のセールスポイントは結局のところ価格が安いことに尽きるんだな。
まあ、余程ひどいところじゃなければ安ければ売れるもんね。
もちろん、1階にもここまで紹介したとおり様々なメリットがある訳だから、不当に安く売る必要なんてまったく無いし、むしろ高く売れるように頑張って成功することだってあるんだ。
でも、それでも売り出してみたら「やっぱり売れない…」なんてことになることもあるだろうね。
そんなときに1階なら他階との価格競争でどんどん価格が下落していくようなことは避けやすいんだな。
もし1階以外で価格を下げていくと、他階の売出中の部屋もその価格に追随している可能性があって、安くしてもすぐに売れない限りは同じマンション内で価格競争が起きてしまう可能性が出てくるもんね…
その点、1階であれば1階だからこそ安くてもしょうがないと、上階を売出中の人たちからしたら思うことが出来るし、そもそもがターゲットとする相手がまったく違うから価格で追随しようとする人も出辛いという側面があるんだ。
それに、早く売りたくて大幅に値下げしたいと思った場合も、1階であれば「1階だからこんなに安いのか」と納得してもらいやすいんだな。他階だと「こんなに安いってことは何か理由があるのでは?」勘ぐられてしまう可能性もあるんだけど、1階ならその理由を買い主側で勝手に納得してもらえる可能性が高いってことなんだ。

というわけで、ここまで1階のマンションが売りやすい理由を紹介してきたんだな。
意外と売りやすい要素が多いのが1階のマンションなんだね。色々なメリットがあるんだから、売り出すときは弱気すぎる方針で臨む必要は無いし(少なくとも売出後しばらくは多少強気でも良い)、少しでも高値で売りたい人は頑張ってみて欲しいよね。
しかし… 1階のマンションは当然のことながら、嫌がる人も多くいるのも事実なんだ。というわけで、ここからは1階のマンションを売り辛い理由についても紹介していくよ。
1階のマンションを嫌がる人も多い!
1階が嫌がられる理由 その①ステータスが低い
気しない人にとっては非常にくだらないことなんだけど、マンションは上階層ほどステータスが高いと感じる人は一定数はいるんだ。
そんな人たちにとって1階のマンションというのは住む意味が何も無い物件ということになるんだよね…
基本的にマンションは下の階ほど安くなるものだから、1階というマンションの全世帯の中でも一番安いところに住んでいるという目で見られるの嫌がったりするという訳なんだ。
1階が嫌がられる理由 その②防犯面で不安がある
1階ということで、防犯面に不安を覚える人も多いんだ。
低層階というのはどうしても泥棒が入りやすいというイメージがあるし、実際に入りやすいのも事実だしね。
でも、こういったイメージはちょっと過大に捉えられている面もあって、上層階だからこそ施錠をあまりしてないなどの理由で狙われたりすることもあったりするんだ。高階層を狙った侵入方法として屋上からロープなどで侵入する方法として、”下がり蜘蛛”という手法まであったりするほどなんだ。
というわけで、1階が泥棒に入られやすいのは事実だけど、それはちょっと過大に捉えられているだけという面もあるんだけど、こういったイメージは簡単に覆すのは難しくて1階のマンションを避ける理由としてあげる人は多いのが現実なんだな。
1階が嫌がられる理由 その③1階なのに管理費・修繕積立金が高い
1階に住んでいるということは、エレベーターは使わないし、非常の場合でも階段だって使わないんだ。そして、大規模修繕などのときは高階層の修繕のために足場を組まれる訳だけど、1階はそもそも足場を組む必要も無いところになるんだな。
でも、1階に住んでいるからと言って管理費や修繕積立金が安くなるということは、基本的には無いんだよね。
エレベーターだけを見ても、月々の保守管理料から修理費用や電気代などがかかってくるんだけど、これらの維持費は1階に住んでいることでまったく利用しないとしても1階の住民も管理費・修繕積立金として支払う必要があるんだ。
1階が嫌がられる理由 その④プライバシー面で不安を覚える人が多い
1階に部屋があるということは、マンション駐車場からであったり、目の前を通る人などからの目が普通に届く場所ということになるんだ。
日中でもカーテンをしない限りは外から丸見えという部屋も多くあったりするんだよねー
ということで、プライバシーが保たれないということで嫌がる人が多いんだな。
1階が嫌がられる理由 その⑤日当たりが悪かったり、湿気も多かったりする
マンションの周辺に高層マンションなどの高い建築物がある場合は、1階のマンションは日当たりが悪かったりすることがあるんだ。
更に1階の中でも角部屋の場合に多いことなんだけど、湿気がとても多くて結露が発生したり、カビが発生したりすることが多いんだよね。
まず、1階ということで地面の冷たさが伝わりやすくて、更に角部屋だと冷たい外気に壁が触れる面積も多くて更に湿気が多くなったりするんだな。
マンションは一戸建てと比べるととても気密性が高くて、それはウリでもあるんだけど、1階に関してはそれが逆に悪い方向に働いてしまって、湿気が多くなったり、更にカビが生えたりということが起きたりするんだよね。
これに関しては、はっきり言ってしまえばどんな人でも嫌がることになるんだ。湿気が多くてカビが生えてもOKなんて人がいる訳がないんだな。
とはいえ、どの程度湿気が多くなるのかはマンションによっても違いはあるし、日当たりの良さで解消される場合もあるんだ。湿気の問題がまったくないという場合は、そこを心配している人のためにもぜひアピール出来るようにしておいて欲しいんだ。
1階が嫌がられる理由 その⑥マンションなのに窓からの眺望を楽しめない
これも当たり前のことなんだけど、マンション1階の眺望が良いなんてことはまず無いんだな(高台にある場合は別として…)。
マンションに住む良さとして眺望というのは重視する人も多いもんね。
これに関しては、はっきり言ってしまえばどうしようも無いんだな。
解決することは不可能だし、マンション購入に眺望の良さを求める人は、そもそも同じマンションの他部屋を内覧したとしても1階はわざわざ見に来ないんだ。
というわけで、この問題に関しては最初から売却相手としてのターゲットからは完全に外れるのだから、深く考える必要は何も無いんだな。
1階が嫌がられる理由 その⑦上階からの落下物があったりする(最悪のケースでは飛び降り自殺も…)
これはあまり意識する人は多くは無くて、住んでから実感する1階のデメリットとしてあげられることが多い部分になるんだな。
少数とはいえこういったことを気にする人はいるだろうね。
そして、本当にこの問題で最悪のケースでは、上階からの飛び降り自殺が起きた時で、着地したところが1階の部屋の前というケースも実際にあったりするんだ…
これらは避けようが無いデメリットになるんだけど、気にする人が多い訳ではないから、この部分を気にしない人には多く出会えると思うんだな。
1階が嫌がられる理由 その⑧虫が多い
マンションの上階層は蚊も飛んでこないと言われるんだけど、1階は当然普通に飛んでくるんだな(高階層でも状況によっては虫ば多い場合もある)。
蚊だけじゃなくて周辺の状況によってカメムシやハエや蜂など色々な虫が部屋まで入ってくることがあるんだよね。
特に女性で嫌がる人が多いんだけど、地面に近い1階という環境ではこれは避けようがないデメリットになってしまうってことなんだな。

以上、ここまで1階のマンション購入を嫌がるポイントを説明してきたんだな。
ここで紹介したことは解決出来ない問題も多いんだけど、マンションを探している人が過剰な思い込みで嫌がっている場合もあるし、マンションによっては上記の嫌がるポイントのいくつかは解消出来ている場合もありそうだよね。
そこで、売り主として内覧に立ち会う機会があるのであれば、内覧者が不安を感じているようであればぜひそこを説明してあげて欲しいんだな。
自分での説明が難しい場合は、不動産会社の担当者にきちんと伝えて欲しいということを言っておけばいいよね。
心配しなくていいことは心配しなくていいと伝えることで、もしかしたらマンション売却成功に繋がるかもしれないんだから、ぜひ積極的に動いてみて欲しいんだな(ただし、内覧立ち合い時に過剰に売り込むのはマイナスになることも多いので、加減を大切にするか不動産会社の担当者に任せる)。
結局のところ1階は売りやすいの?売りにくいの?
さて、ここまでマンション1階を売りやす理由と、逆に売り辛い理由を解説してきたんだな。
となると、結論として1階のマンションは売りやすいの、売りにくいのかという疑問が残っちゃうよね。
結論としては…
意外と売れやすい。というものになるんだな。
ただし、あくまでも意外と売れやすいというだけであって、高階層と比較すればどうしてもマンションとしての魅力は落ちるし、売り辛いという面があるのも事実なんだ。
でも、”1階が売りやすい理由”の部分で紹介したことを重視する、買い手候補が現れたときには売却成功の大チャンスが訪れることになるんだよね。
いずれにしても、まずは不動産会社のプロから見て、今現在の1階のマンションがどのような評価を得られるのかを確認することは重要なんだ。
実際に1階のマンションを複数の不動産会社に査定してもらうと、高階層以上に査定に差が出る可能性があるから、1階という一見売り辛く見えるマンションでもしっかりと売ろうとしてくれる不動産会社をえらびたいところなんだよね!!
最後に僕がおすすめするマンション査定サービスを紹介しておくから、これから売却を進めるかどうか検討している人はぜひ利用してみて!
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